日頃時間が無くて、というかむしろ時間がもったいなくて、ほとんどテレビを見ない∞ですが、年末年始ともなるとそれなりに見る機会も増えるわけで。
何の気なしに見てる画面。派遣切りなど、年の瀬を乗り切るのにすごく苦労をされてる人がいる映像のその直後に、築地市場の物を並べれば即売れるとかいう魚屋さんのコメントが流れるたりするのはすごく違和感がある。ガザでどうやら紛争が始まりそうだというニュースのあとで、お笑い番組で笑らかされる自分がいる。
こないだ大丈夫であるようにでCoccoも言ってたけど、世の中には知らないことがたくさんある。そのことで一所懸命になっている方もたくさんいて、知らないことが罪になることもあるかもしれないけれども、それを知っても何も出来ないことも、それこそたくさんあって。知らないから何も出来ないことと、知ってて何もしないことはどちらが罪深いことなのでしょう。


仕事は順調ではあるものの、ほんとにこの1年はいろんなことがあり、あっという間に過ぎていった。
前に勤めていた会社が潰れるかも、と聞いたのは去年の今頃だった。実際に前の会社の人からの年賀状を見てそれを再確認し、とても複雑な気持ちになった1月。
たった2人の職場で上司が辞めると知り、そりゃないぜセニョールと思った2月。引継ぎで目の回るような忙しさと、この先への不安でいっぱいだった3月。新しい人が入ってきて、その教育の手間と実務のなかで、ゆっくりとまわりを見たり、不安を感じる余裕も無かった4,5月。
ようやく仕事の進め方のこつらしきものがわかってきたのは6月。初めて救急蘇生の場に立ち会って、汗を流して必死に祈りながら胸を押し続けたのがこの頃かな。患者さんは残念ながら亡くなってしまって自分の無力さを痛感したけれど、でもこのときの経験は本当に貴重だった。
好きな人ができたのかなーと思ったのは7月頃。直後に旦那さんやお子さんがいることがわかってあえなく玉砕。好きという気持ちはもちろん伝えることもなく押し殺してしまったけれども。何で俺が好きになる人ってば、彼氏がおる程度はざらで、まぁ、それぐらいならその後の努力によって逆転の目があるかもしれないけれど、婚約者がいるとか、結婚してるだとかが多いのはなぜ?なにが嬉しくて、こう茨の道を歩みたがるんだろう。
8月末、東京に行ったとき。行く途中、左ふくらはぎを肉離れしてしまって、足を引きずりながらqに会ったのもいまとなっては楽しい思い出。今年の年末忘年旅行は流れてしまったけれど、来年こそは他のメンバも含めて再会できるとよいな。
少し落ち着いてた仕事がまた忙しくなり始めたのは9月から。前からやりたいと思ってた業務を新しく取り入れ、仕事量が山のように増えてしまって、でも不思議と前の仕事のように、ただしんどいとか、やりたくない仕事をイヤイヤやってるとかじゃなくって、心からやりがいのある仕事だと感じ、仕事が面白くなってきたし。
そして10月。既に書いたことだけれど、初めて認めてもらえて、この先もずっとやっていけると思えたあの日。自分の中で、永遠に輝き続けることの出来る何かをもらえた。
そして。性懲りもなく好きな人が出来たような気がするこの2ヶ月は、気がつくとその人のことばかり考えていたり。四十路近くのおっさんの片思いなんてのは、はっきり言ってキモイにもほどがあろうが、まーしょうがない。タイミングをみて早めに玉砕できるといいんだけど。玉砕前提かいっ!


今年も今日で終わり。
やりがいのある仕事に出会え、食事が食べれて、寝るところがあって、誰かを好きになって、いろんなことに笑えたり、泣けたり。当たり前だとか普通だとか、このご時世、それだけでとても、とても幸せなことだ。
家族をはじめ、支えてもらっている全ての人に感謝を。自分がもらっているもののたとえ数十分の一、数百分の一でもその人達にお返しが出来るような自分でいたいし、足りない部分は努力していきたい。
と、いつになくまじめな∞でした。
みなさんありがとう。