Sue スー 史上最大のティラノサウルス発掘

いくら面白い作品でも、全ページに渡ってそのテンションを維持している作品は俺の中では割と数が少なくて、たとえば、脇役の意味のない長台詞や、過剰な情景描写なんかは容赦なく斜め読みする。そのために、後になってとても重要になってくる部分を読み飛ばしたりしている可能性はなくもないけれど、いままでそれで筋がわかんなくなったり、その面白さがなくなったりしたことはない、というか、少なくとも記憶にはない。
まーそんなこんなで、俺の本を読むスピードはかなり速いと思う。もちろん、作者の意図する読み方ではないとは思う。しかしながら、以前からコトあるごとに言っているとおり、∞は読書に関してはスピード感を重視する傾向が強いので、そういうところで、テンポが落ちるのが我慢できないのだ。
ということで前置きが長くなったが、この本。


SUE スー 史上最大のティラノサウルス発掘

SUE スー 史上最大のティラノサウルス発掘


かなり分厚いハードカバーのノンフィクション。字がびっしり。で、読み始めてかれこれ、4,5日になるでしょうか。
以前紹介した恐竜博2005の目玉展示のスー。その発見について、こんなドラマがあったとは。
よく言ったもんだ。事実は小説よりも奇なり。
ここで最初の話に戻ると、俺としてはかなりの長時間を掛けてこの本を読んでるのは、かなりのボリュームもさることながら、斜め読みできる部分、というか、斜め読みしたいと思うような部分が皆無ということに尽きる。自分の好きな分野でもあるし、去年実物*1展示を見ただけに、その世界に入って行けてすごくおもしろい。
感動の追体験
もうあと2,3日はかかりそうなんだけど、ほんと、読み終わるのがもったいない。
最近、当たりの本が多くてかなりうれしい。

*1:もちろんレプリカではある