PSP改造その2導入編

前回書き忘れてたけれど今回の連載記事は、公式ファームウェアのバージョンが3.72のPSP-2000に、CFW3.71M33-3を導入し、ゲームアーカイブスのまだ発売されていないPSゲームをプレイすることを目的としている。また、ここに書いてあるとおりにやったんだけどうまくいかねーなどと質問されても、自分のときはこうだった、程度の返答しか出来ないと思われますのでご了承くだされ。


参考にしたのは以下のサイト。
○パンドラバッテリー作成
PSP2000単体でCFW
http://endless.sub.jp/another/archives/2007/11/psp2000cfw.html
How to make Pandora Battery using original slim battery
http://www.youtube.com/watch?v=ZKFnuCfTPZo
○MMS作成
PSP PCのみで各MMS作成
http://dodemok.seesaa.net/article/63744329.html
○CFW導入
PSP v3.72からカスタムファームウェアを導入する
http://emuonpsp.net/psp_v372_to_cfw_371_m33_3_install.html
Custom Firmware 3.71M33-3+popsloaderリリース
http://emuonpsp.net/cfw_371_M33_3_install.html
あと、前回も紹介した書籍PSP Style3にもお世話になりやした。


1.パンドラバッテリーの作成
まずは、パンドラ化するバッテリーの充電状況を確認しておく。フル充電である必要はないが、CFWのアップデート中に電力供給が途絶えるとPSP本体の故障の原因となる。まぁ、アップデート中はAC電源を接続するという手もあるので一刻も早く分解したいというなら省略可。
いよいよバッテリーの蓋を開ける。上記リンク、Another thingsさんの「PSP2000単体でCFW」の記事が非常によく出来ている。基本このとおりにやればオッケー。注意事項も記事のとおり。∞はこの記事に加えて、バッテリーを開けるまでの様子を紹介したyoutube動画、「How to make Pandora Battery using original slim battery」で確認しながらやってみた。蓋を開けるのに使った道具は精密ドライバーマイナス×2のみ。
さて、LSIの足の切断。
静電気厳禁。通電性のない工具があればベストだろうが、そんなもの素人は持ってないので、メンディングテープ(粘着性が弱いので、はがす時に無理な力がかからないかな?と思って使用した)で基盤の固定と触っちゃいかん所を保護。

で、虫眼鏡片手に、足に眉切り用のはさみを突っ込んでパチンと、、、パチンと、、、切れません(笑。それどころか、あろうことに足がだんだん曲がってきて隣の足と引っ付きそうになる始末。さすが百均、安モンはダメだぜ!ってことで、OLFAのデザインナイフ(鉛筆型のやつ)を使って、細心の注意を払いつつ足の曲がりを直し、押し込むようにして切断に成功。ふぅ。煙も出てない、ひと安心。
さて、記事のとおりカバーを元に戻して、テープでぐるぐる巻いてパンドラバッテリーの完成。ただし、実際に作動させてみるまではホントに出来てるのかどうなのかビクビクもんだった。


2.MMS作成
同じく上記リンク、何でもどうでもいい日記さんの「PSP PCのみで各MMS作成」を穴が開くほど熟読すれば基本的に失敗はないと思われる。注意点は(11)に書いてある、
(新型の場合画面に何も表示されないと思いますが、どの作業も作業が終了すると自動的に電源が落ちるのでそれで終わったかどうか判断し、電源がついている間は電源を切ったり、バッテリーを取り外したりしないようお願いします。)
ですな。手順に従いパンドラバッテリーを入れると確かに電源は自動的に入るが画面は真っ暗。電源ランプの点灯のみという非常に不安な状況。
まずはnandのバックアップをとるために□を押す。作業が終わる(数分)と自動的に電源が落ちるはず。バックアップファイルはMMSにnand-dump.binとして保存されているので、あとでPCにでも移動させるのがよかろう。
ちなみに、∞はこの作業をすっ飛ばした。いや、その、忘れてたんじゃなくてですね、バッテリがちゃんとパンドラ化されてるかどうか不安でそれどこじゃなかったのデス。
幸い、電源が入ったときも煙は出なかった。よかった(シミジミ。
作業を続けるとしよう。
パンドラバッテリーを入れ直すと同じように電源が入るので、こんどは×ボタンを押して3.71M33をインストールする。画面は真っ暗なまま、アクセスランプが赤くチカチカと瞬くので数分間放置して、電源が自動的に切れるまで待つ。電源ランプが消えたことを確認し、パンドラバッテリーをはずして、パンドラ化していない通常バッテリを入れなおして電源on。本体設定から本体情報を選び、システムソフトウェアが3.71M33になっていれば成功だ。言語が変になってる場合は、同じく本体設定内の表示言語を日本語に変更すれば直る。タイムゾーンも直しておく。
なおCFWを入れると、海の向こうの人が作ったせいか、×が決定、○がキャンセルになるもよう。注意すること。


3.CFW導入
CFW3.71M33のままでもいいのかもしれないけれど、BUGfixで3.71M33-3が出ているのでそれにアップデートする。
上記リンク、Emu on PSP Archiveさんの、「PSP v3.72からカスタムファームウェアを導入する」の(12)以降を参照。
PSPに入ってるCFWは3.71M33。これをM33-3にする為にはまずM33-3をダウンロードしなきゃいかんのだけど、どうもこのページにリンクされてるCFWは3.71M33のような気がする。実際、手順どおりにやっても
このファームウェアは既に適用されています
とかなんとかって言われてできなかった。
その後、同じくEmu on PSP Archiveさんの、「Custom Firmware 3.71M33-3+popsloaderリリース」を見ると、3.71M33-1or-2が必要と書いてあったので、3.71M33と3.71M33-1は違うものなのかしら?と思い、3.71M33-1を探すもよく分からなかった為、致命的なバグのあるという3.72M33-2を導入して、再度M33-3へのアップデートを試みるも同じメッセージが出て失敗。なんかおかしいなぁと思って、「Custom Firmware 3.71M33-3+popsloaderリリース」のページの、
Custom Firmware 3.71M33-3アップデータ(ミラーしました)
からM33-3をDLすると、うまくいきました。結果的にはM33-2へのアップデートは多分要らなかったと予想。
なにはともあれ、これでようやくCFW導入成功です。


最後の作業として、メモリースティックをフォーマットしておこう。電源を切ってMMSを抜き、新しいメモステを入れちゃってください。PSPからメモリースティックのフォーマットを選んでフォーマットすると、いろんなフォルダがデフォルトで作成されます。慣れてる人はフォルダの構成も分かってるだろうから直接作ってもいいし、はじめての人はそんなのわかんないのでPSPに作ってもらうのがよいと思うですよ。
MMSはそのままデータ用としても使えるけれど、万一の場合のために保管しておくのがよいと思われます。


ちなみにかかった時間はそれほど長くなくて、このページの作業、全部でせいぜい1.5時間程度。1回でうまくいったからだな、きっと。
次はデータ吸出し編。多分最終回(予定)。お見逃しなく。