まだ序盤を読んだとこだけど、先日図書館で借りた小松秀樹氏著の「医療崩壊」がおもしろい。
医療従事者側から見た医療事故についての見解が理路整然と記されていて、とても共感を覚えました。
『治療はその対象の病気による死の可能性を減らし、他の原因による死に振り替えようとする努力でもある』
『世界は死を前提に成立している』
など、含蓄のある言葉に胸を打たれます。
重いテーマですが、文章も読みやすく、引用を多用していて、読んでて眠くなることもありません(個人的に興味のある事柄なので、もあるでしょうが)。
いい本にめぐり合えたと思います。