海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

本読むペースは相変わらず早くて、ほぼ毎日1冊ペースというか、半日ペース。学校行く電車の中、授業の合間、昼休みぐらいで1冊終わってしまふ。帰り電車が読むもんなくて暇。
カーラが終わって、グイン、ブギー、呪われた町(上・下)、セブンスタワー1。でこれ。先日トンちゃんちにいったときに借りてきた本。
小林泰三は、玩具修理者、人獣細工、ΑΩぐらいでそれほど多くの作品を読んでるわけじゃなくて、ホラーの作家さんだと思ってたけれど、こういう純SFも書いてたんな。
短編集。7作品。正直全部が全部いいってわけでもなかった。ただ、面白かった話もあって、総じてわりと好きな作品のひとつになったと思う。
表題作の、海を見る人。仕掛けがおもしろい。
独裁者の掟、門。オチは途中でわかるけど、それがマイナスじゃなくむしろプラスに働いててナカナカ雰囲気がよい。
時計の中のレンズ、天国と地獄。風景描写が分かりにくくて視覚化に苦労。イマイチ。
ほかは、まー、可もなく不可もなくってとこか。