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- 作者: 小林泰三
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2002/05
- メディア: 単行本
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カーラが終わって、グイン、ブギー、呪われた町(上・下)、セブンスタワー1。でこれ。先日トンちゃんちにいったときに借りてきた本。
小林泰三は、玩具修理者、人獣細工、ΑΩぐらいでそれほど多くの作品を読んでるわけじゃなくて、ホラーの作家さんだと思ってたけれど、こういう純SFも書いてたんな。
短編集。7作品。正直全部が全部いいってわけでもなかった。ただ、面白かった話もあって、総じてわりと好きな作品のひとつになったと思う。
表題作の、海を見る人。仕掛けがおもしろい。
独裁者の掟、門。オチは途中でわかるけど、それがマイナスじゃなくむしろプラスに働いててナカナカ雰囲気がよい。
時計の中のレンズ、天国と地獄。風景描写が分かりにくくて視覚化に苦労。イマイチ。
ほかは、まー、可もなく不可もなくってとこか。