ディープ・ブルー

ディープ・ブルー」と言えば、どうもあの、遺伝子操作された鮫がうんぬんというB級海洋アクションが思い出されてイヤンな感じやけど。
それとは違う方、海の生物を撮ったドキュメンタリーが、今日までだったので見てきた。
見る前は、「グラン・ブルー」みたいなのを想像しててんけど、もうほんまにストーリーなんぞは全くなく、ただ、ひたすら、海の青と、そこに生きる生物の食餌行動を見せられる。映像は確かにキレイなんやけど、そこには癒し効果なんかが付け入る隙はなく、純粋に生きるために食べる、ということがクローズアップされていて、それはそれでいさぎいいなとは思った。


俺の小さい頃、野生の王国、というテレビ番組があって、アフリカのサバンナで、ライオンやチーターが草食動物を狩る様子なんかが淡々としたナレーションで放映されててんけど、イメージとしてはまさにそれ。たしかあの番組もテーマは弱肉強食だったような、うろ覚え。


まー、見終わって、あー感動したとか、鯨の赤ちゃんかわいそう、とかは思わんかったが、シロナガスクジラの動いてる映像が見れたのは、貴重な経験かも。
あと、深海の生物はネオンみたいでキレイかった。どんな生体システムなんだろう?
とか

6時間もかけて、何頭ものシャチの群れがコククジラの赤ちゃんを母親から引き離して、さらにおぼれさせて、最終的に襲ったのは、まぁよしとしよう。彼らも生きるためだ。当然の行為。
で食べる部分は舌とあごだけ、ってのは何故?労力に見合う栄養素が含まれてるんだろうか?
とか

まー、いろいろと疑問点も、得るものも多い映画だったと思う。万人にオススメはせんけどね。


ちゅーわけで、「グラン・ブルー」のイメージを貼り付け。

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